先日、当館で5月7日発売の雑誌「Discover Japan」6月号の撮影が行われました。
来館されたのは、プラントハンターの西畠清順さんと花士(はなのふ)の珠寳(しゅほう)さん。
今回当館は「花を伝える」職業をされているお二人が花を生け、対談をされる舞台となりました。
「新しい生け花」をテーマに、西畠さんが世界各国から集めてきた植物を使って珠寳さんが花を生けられ、対談では花を届ける側、花を生ける側というそれぞれの立場から、花に対する想いを語られていました。
今回西畠さんが選ばれた植物には、日本原産のものは一つもなく、あまり一般には流通しないような珍しい植物ばかりだそうです。
館内に運ばれてきた植物を見た際、生け花の「和」のイメージとは結びつかず、どのような作品が出来上がるのかと楽しみにしながら見学していました。

二階応接室

三階和室
珠寳さんがたてられた花の写真です。
どちらも同じ花器を使用されているのですが、植物と背景が違えばこうも印象が変わるのかと感じられます。
珠寳さんの作品は360度どの角度から見ても美しく、写真の角度でしかご覧いただけないのが残念です。
実は前回のブログで、館内に花を生けてくださったのがこの珠寳さんです。
今回撮影で使用された植物を用いて、撮影終了後に当館の花器に花をあわせてくださいました。
日本では見かけない珍しい外国の植物が、決して目立ちすぎることなく館内の雰囲気にすっと馴染んでいて、これぞプロの技かと驚かされます。
お二人の対談もとても興味深い内容です。
植物がお好きな方も、そうでない方も、是非読んでみてください。
雑誌の詳細はDiscover Japan公式ホームページをご覧ください。
http://discoverjapan-web.com/
また今週末の5月17日に、淡路島のアート山大石可久也美術館にて珠寳さんが献花をされますので、足を運ばれてはいかがでしょうか。
詳細はアート山大石可久也美術館のホームページをご覧ください。
http://www.eonet.ne.jp/~artyama/