寒く小雨の降る中、ABCラジオ(朝日放送)『おはようパーソナリティ道上洋三です』のパーソナリティである道上洋三様、アシスタントの吉田詩織様、プロデューサー・ディレクターの計4名様がヨドコウ迎賓館にいらっしゃいました。
本日(2月19日・金)の放送をお聞きになられた方は、既にご存じかもしれませんね。
『おはパソ』をご存じではない方のために、少し説明させていただきます。
関西のラジオ番組で、毎週月~金曜日6時30分から9時に、ニュース・天気予報・交通情報・スポーツニュースなど様々な話題や企画について放送されている生ワイド番組です。関西の方に特に愛されている人気番組で、今年で39年目を迎えられます。
今回は、現在当館で開催中の雛人形展の取材でご来館されました。
スタッフの雛人形に関する説明を、時折質問も交えながら熱心に聞いてくださいました。
道上様は当館の人形について、100年以上前に制作されたものが、今もお顔や衣装が当時のまま色褪せることなく保存されていることに感動されていて、その一方で、今後の人形の保存についても心配してくださっていました。
アシスタントの吉田様は人形がお好きだそうで、昨年もご家族で見に来られたとか。
「初めて見たときは感激しました。それに祖母のあんなに楽しそうな顔は、久しぶりに見ました。今回は2回目ですが、やはり素晴らしいですね。」との嬉しいお言葉を頂きました。
また、当館では男雛は向かって右側、女雛は左側に並べているのですが、道上様はこの並べ方が京風であること、関東では天皇・皇后の昔の写真を真似て左右が逆になったことをご存じでした。
このことは知らない方が多く、お客様からもよくご質問をいただくのですが、さすがラジオのパーソナリティ、様々なことをご存じなんだと今更ながらその博識さに驚いてしまいました。
雛人形をご覧になられたあとは、館内を見学していただきました。
当館は丘の斜面に沿って建てられているので、それぞれのフロアから見ると1階、もしくは2階建てとなっています。そのため、4階建ての建物なのに高さを感じないと驚かれていました。
また、時間がちょうど良かったので、当館の名物である3階廊下の”木漏れ日”を見ていただくことができました。
3階廊下の大きな窓には飾り銅板がはめ込まれていて、西日が当たるとまるで葉の隙間から射し込む木漏れ日のようになるのです。このことは今朝のラジオでもお話しして下さっていましたね。
他にも館内のいたるところに収納や明かり取りがある設計や、内装材の大谷石に施された幾何学模様の装飾など、フランク・ロイド・ライトならではの設計の巧みさに感心されているご様子でした。
4階のバルコニーでは、六甲の山並みから大阪湾まで一望できる眺望を堪能されました。
お帰りの際には、玄関前にある大谷石の水盤から水が流れ落ちる仕組みについて「よくぞ、そこまでしますね、すごい!」と驚かれていました。
既に放送が終わっているので、今このブログで放送を知られた皆様にはラジオを聞いていただけずとても残念です。このブログで少しでもご来館中の様子が伝われば幸いです。
また、当館でのお話は吉田様やスタッフの方のブログでもご紹介していただきました。
http://abc1008.com/ohapaso/main.html
雛人形展は4月3日(日)まで開催しています。
『おはパソ』をお聞きになられた方は、是非ご来館していただけますと嬉しいです。
道上様や吉田様がお話しされていた内容を実感していただけるのではと思います。