ヨドコウ迎賓館では現在「秋のイベント」を開催中です。
夜間見学会は、通常16時までの開館時間を20時まで延長し、夜のヨドコウ迎賓館をお楽しみいただくイベントです。
今年は11月9、16、23、30日の毎週土曜日の開催で、今週末の11月30日が最後になります。
18時に1階車寄せに集合いただき、ここで館長より建物の来歴や特徴など簡単な説明をさせていただきます。
その後、館内に入ってツアーを開始。
参加人数によっては2班に分かれていただき、各部屋ごとのポイントを紹介しながら館内をまわります。
2階の応接室から4階、もしくは4階食堂から応接室までまわったら、そこで解散となります。その後は自由に館内をご見学ください。
もちろん、ツアーは強制ではございませんので、ツアーに参加せずに館内をご覧いただくこともできますし、最初の説明だけ聞いて後は自由に見学することもできます。

写真は応接室の照明です。
昼間よりも照明の存在感が際立ち、大谷石に刻まれた幾何学的な彫刻も影が色濃く出ています。
当館には天井照明がとても少なく、ほとんどが間接照明です。少しほの暗く感じるかもしれませんが、落ち着いた雰囲気をお楽しみいただけると思います。
このように、同じ場所でも昼と夜とで雰囲気が変わります。
そして昼と夜の間、夕方もオススメです。
この写真は17時に撮りました。
2枚目はバルコニーからの景色をパノラマで東から西へ撮ったものです。
東側は既に夜景で、西側は夕焼けという面白いグラデーションになっています。
天気にもよりますが、16時半頃に入館いただければ日が沈む様子をじっくりご覧いただけるかと思います。
これも夕方の西側廊下です。
太陽が高い位置を通る夏場には銅板の影は床にうつりますが、低い位置を通る冬場、今の季節には影は壁にうつります。
銅板は植物の葉をモチーフにしていますので、当館の館長は銅板の影を"葉陰"と呼んでいます。
このように普段の開館時間では見られないヨドコウ迎賓館の姿がたくさんあります。
ぜひこの機会にお越しいただけると嬉しいです。